6億売上で4畳築50年アパートに住む1人社長

20代中盤で起業して3年目。会社兼自宅が港区の築50年の4畳アパート。世界中の6億売上の社長の中で世界で一番狭いとこに住んでいる1人社長。家賃が年収の1%。再生可能エネルギー関連事業。サラリーマンで営業を5年やってから起業 https://twitter.com/kigyou22

1人社長起業のメリット・デメリット

1人社長として起業したことによるメリットやデメリットは数え切れない程ある


メリットは、

・自分の好きな時間や場所で仕事が出来る
・自宅兼事務所なので通勤がなくなる
・1人だけの会社なので、稼いだ利益は全て自分のもの
・会社の看板ではなく、自分の看板で発注いただけた時の喜びが違う
・嫌な客を出禁に出来る(資産形成が出来てきたらの話)
・1人だけの会社なので、人間関係問題もない
・上司や同僚の目もないので、リラックスして仕事出来る
・会社員時代のような無駄な仕事をせずに済むので、
 利益に直結した仕事だけが出来るので時間当たりの生産性が上がる
・全てを自分で決められる
・日曜の夜が憂鬱じゃなくなる(平日仕事の土日休みなので)
・税金や経営など経営者にしか分からないことが学べるので営業力が上がる
・1人だけの会社なので、全てを自分でやるので、全ての能力が上がる
・案件によっては一瞬で会社員の平均年収くらいを稼げる
・20代中盤で社長になったので、取引先が珍しがって色々と教えてくれる
・雇われならどんなに頑張っても上限があるが、
 起業すれば自分の頑張り次第で会社員の生涯年収を数年で稼げる
・転勤も異動もない、会社に人生を左右されないで自分で何でも決められる





デメリットは、

・仕事でミスをすると全ての損益が自分に降りかかってくる
・会社員時代より、嫌な客でも利益の為に付き合わなければいけなくなる
 (利益の奴隷化、逆に資産が増えると相手せず済むので、起業初期に多い)
・仕事のプレッシャーがとてつもなく重くなる
・将来が不安になって、夜中に急に眠れなくなる時がある
・1人社長なので愚痴りたい時、喜びを共有したい時に誰も同僚がいない
・全てのことを一人でやらなければならない(5000万案件を受注した数分後に切手を封筒に貼って郵送仕事をしたり、雑務も全て自分でやる)
・資産運用やよく分からない営業電話や郵送物が頻繁に届くようになる
・初めての作業や体験が増えるので面倒くさくて億劫になる
・仕事とプライベートの区別が付きづらくなる、残業という概念がない
・体調不良の時に助けれくれる人もいない、どんな時も自分で全て行う




仕事でミスをすると全ての損益が自分に降りかかってくるのは当然だと
思われるが、実際に体験するとしんどさの衝撃が違う、ズシンと重い

納品ミスをして再配達送料で20万発生してしまう場合、
会社員だったら会社が負担するが、起業してれば当然自分に降りかかる

年間6億売上の会社でも、私個人は月の食費が4万程なので、
5か月分の食費と思うとテンションがかなり下がった

日々何百万円もの数字を扱い、入出金があり感覚が麻痺しているが、
生活費は月10-15万以下なので、損失が出ると生活費に換算してしまい、
しんどくなる

仕事の損失は仕事の利益で挽回するのは当然だが、
起業当初はそう簡単に割り切れるものではなかった

起業してからは、案件確認を4-5回するようになった
会社員時代も神経質な性格なので、仕事に入れ込み過ぎてメンタルしんどくなったが、起業してからはそれ以上にケアレスミスを防ぐために確認作業を増やすようになった


当然逆もまたしかりで、会社員時代は100万の利益をあげても、
給料は特に増えないが、起業すると100万丸々が自分のものになる

損失も利益も全て自分に返ってくるので、
メリットでもあり、デメリットでもある

自分の給料分も稼げない無能は起業なんて絶対せず会社にしがみ付いて寄生してるのが一番だが、会社の稼ぎ頭のような人は絶対に起業した方がいい

自分の人件費分を稼ぐことは本気になれば優秀な人なら簡単




私は自由に仕事したいという理由で起業したので、
起業後に嫌な取引先は極力避けようと考えていたが、
起業当初は利益がないので、会社員時代よりも嫌な相手と
仕事をしなければいけないのは想定外だった

雇われは給料が会社から間接的に支払われるので、
取引先ではなく、会社がお客様のようなもの

起業するとお客様が本当にお客様になる
自分の生活費は会社からではなく、お客様から本当に得ている

会社員時代よりも接待をして、
嫌でも利益をくれる相手のご機嫌をとらなければいけない
生活費の為にお金の奴隷になった気分だった

今はお客様数も増え、自社太陽光発電所が年間何百万を20年間稼いでくれるので、不快な相手とは仕事しないで断れているが、将来の不安があった起業当初はそれがとてもしんどかった

「自由になる為に起業したのに」と嫌な接待終わりによく思ったものだった




これまでの内容は文字にしてみるとそりゃ当然だろ、
と思われるかもしれないが、自分で経験すると重みがまるで違う

経営者仲間と集まるとよく話題に出るが、
雇われと経営者には一生分かり合えないし、
どの分野でもそうだが、経験したものにしか分からない領域がある

これまで書いた文章も経営者が読めば、「あー分かる分かる」と実感こもった感想が出ると思うが、会社員が読んでも「そりゃそうだろ」としか思えないだろう

私も会社員時代にこの文章を読んだら、
「そんなこと当然だろ、それを分かってて起業したんだろ、何を今さら」
と確実に思う、雇われ時代の私には決して本質は理解出来ていない

童貞にセックスを言葉で説明しても意味がないのと一緒